2013年8月16日金曜日

フレデリック・バジール

Frédéric Bazille
1841-1870
南仏モンペリエのワイン製造業を営む裕福な家庭に生まれる。
医者を志し、パリで医学を学ぶ傍ら、アトリエに通い、絵画の研鑽を積む。

まだ無名であったルノワールやモネを早くから見出した若きパトロンでもあった。
モネとは数ヶ月アトリエを共にし、ルノワールとはお互いに描きあった肖像画も残っている。

1870年、自ら普仏戦争に志願した。
同年11月18日、ロワレにて戦死し、夭折の画家となった。


フレデリック・バジールの肖像
By ルノワール
(Frédéric Bazille peignant à son chevalet) 1867年
105×73.5cm | 油彩・画布 | オルセー美術館(パリ)



ハンサムで、友情に熱く、あらゆるものに美を見出した人。
いつの間にかすっかり恋してしまいました。

2013年8月10日土曜日

ナイルの渡し舟を待ちながら

Waiting for the Ferryboat across the Nile
1872

✶ウジェーヌ・フロマンタン
Eugène Fromentin


写真じゃないですよー!!

遠くに沈む夕日、閑散とした辺りの風景もまたしみじみとしてこちらまで物思いに耽りそうです。
何だか美しい、何だか魅入る、そんな作品です。
ねっ?

プーシキン美術館

窓辺の女

「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」のための習作
アンリ・ド・トゥールズ=ロートレック
1889


ロートレックと言うと、私の中ではポスターや看板用のデザインチックな絵のイメージが強い画家です。
ですが、この絵は習作であるだけに、ポスター画にはない「ロートレックの審美眼」や「プロの写生力」のようなものを感じるんです。
習作って画家の素顔を垣間見た気がして、何だか好きです(^ν^#)

2013年8月8日木曜日

レイエ川を渡る雄牛

1899年(またはそれ以降)

エミール・クラウス


レイエ川の波の荒々しさ、朴訥さ、
そこを力強く渡る雄牛たちの後姿、
間近の船上から、それに荒々しい視線を投げかける男の子たち。

男性たちの朴訥な魅力、というか、男の子のいいところを描いた象徴画のように感じます。
素朴な可愛らしさがありますね。ね?(笑)
現物を観ると、緑色の服を着た男の子のほっぺが可愛いです。


聖杯の前の聖母

1841
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル
油彩、カンヴァス 
プーシキン美術館


美しいひと。
神性的な美しさがありますね。
まるで、見る人の内から、その人本来の良さはを悟らせ、促すような、そんな女神性を感じます。
柔らかい表情と毅然とした視線。
見つめることで、こちらの精神も研ぎ澄まされ、清められる気がします。
絵実物を観ると、燭台の金属素材も美しいです。

グラン・ビア

"Gran Via"
1974-1981

アントニオ・ロペス


まるで写真みたい!!

この「超写実的」な絵を描くのに、ロペスは毎朝6:30にこの場所に陣取り、7年間掛けて仕上げました。

天才+情熱派。そして職人気質。
ロペスはまだ健在のスペインの画家です。

蝋燭の前の少女

Girl with a Candle
1700
ジャン=バティスト・サンテール


ろうそくの光を受けて、浮かび上がる少女の優しい表情。私信を読み込む、リラックスしたまなざしのように感じます。
レンブラントのようなハッとさせる光の描き方でなく、落ち着く感じですね〜、(我ながら、なんて主観的な感想‼笑)
少女の表情が何とも好きです(^ν^)

プーシキン美術館