2013年8月8日木曜日

Whistlejacket

1762
George Stubbs

馬の美しいこと。
毛並の一本一本、気高く聡明な美しさを称えた馬の表情。
初めてこの絵を見たとき、生まれて初めて絵に涙を流し、しばらくその場から動けないほどの感動でした。

スタッブズは馬など動物の絵を描くことが多かったそうです。
動物の持つ美しさを丁寧に伝える描き口から、彼の情熱を感じます。

Stubbsは絵の技術を独学で身につけ、解剖学も学んだ、イギリスの画家です。実家がなめし革業を営んでいたからか、解剖学には幼い頃から興味を持っていたそう。
生き物って美しい、
骨格、筋肉、その上を覆う皮膚、毛皮…生物の全ての魅力を見事に表現していると思いません⁈

35歳以前の彼のことは詳しく残っていないそうですが、40歳までには貴族達の間で人気を成し、立派なお屋敷を建てたそうです。

「自然は常に芸術を上回る」

彼の名言です。
彼の絵が動物(=自然)の美しさを写実的で生き生きと描けた、その秘訣と言えるのでは…!!


National Gallary, London

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